おうちの中で起きる熱中症や心疾患による死亡数は交通事故の死亡数より多い?
家庭内で起きるの不慮の事故による死亡数は、交通事故による死亡数より多い(※1)のはご存知でしょうか?
特に浴室で多くの事故が起きています。
※1厚生労働省 人口動態統計による
(主な原因)
・浴槽内での熱中症
・浴室と脱衣場の温度差による血圧の急変動
(どう防ぐか)
それではどのような対策が必要でしょうか?
①長湯しない。
②飲酒後の入浴は避ける
③脱衣場と浴室の温度差をなくす(ヒートショックを防ぐ)
①と②はすぐに実行できると思います。
大切な対策ですからぜひ取り入れていただきたいと思います。
③に関しては少し対策が必要です。
冬は脱衣場にも暖房をつけてください。
浴室は浴槽のふたを開けて置いたり、5分程度シャワーを出しておくと浴室内が温まります。
夏は暑くても冷たい水風呂に急に浸かったりしては血圧に悪影響です。
猛暑の日には水のシャワーを浴びたくなりますが、
冷たすぎないぬるま湯にするのがヒートショックにつながらない秘訣です。
とにかく大切なことは、ヒートショックを防ぐ!
急な温度変化が心疾患や脳疾患を起こすヒートショックにつながり死亡してしまうケースがあります。
このことはあまり実感がなくてもデータが証明しています。
(家庭内の温度差をなくす)
ヒートショックはお風呂の中でだけ起きるわけではありません。
危険なのは急な温度差ですから、室内をなるべく均一な温度にする必要があります
その策に有効なのが窓断熱です。
夏の暑さは屋根や外壁からやってくると思われがちですが、
じつは窓やドアのような開口部からの熱の流入が
73%もあるんです。外壁からは7%、屋根からは11%です。
なので、暑さ対策には窓の断熱化が重要になります。
窓を断熱すると、外からの熱の流入が減るだけでなく、
冷房により冷やした室内の冷気も逃げにくくなります。
だから、冷暖房費にもとっても優しいんです。
窓の断熱方法は2つ。
・ガラスを断熱性の高い真空ガラスに交換する
・窓の内側にもう一つ窓をつけて二重窓にする
どちらもメリットとデメリットがあるのでご説明いたします。
(ガラスを断熱性の高い真空ガラスに交換する)
メリット
・ガラスを替えるだけなのでサッシはそのまま使用できる
・サッシが変わらないので見た目はほぼ変わらない
・窓の開け閉めは変わらない
デメリット
・窓が少し重くなることがある
・ガラスの結露は減少するが、アルミ部分の結露は減らない
(窓の内側にもう一つ窓をつけて二重窓にする)
メリット
・室内の工事なのでマンションでも管理組合の許可なく工事できる(各管理規約による)
・防音効果もある
・鍵が二重になる
デメリット
・開け閉めの手間が増える
・掃除の手間が増える
・窓の見た目が変わる
以上が主なメリットとデメリットです。
どちらも窓断熱には最適ですが、特徴に違いがあるので
各ご家庭のニーズでお選びいただくとよいと思います。