ペアガラスによる効果とは?

ペアガラスとは2枚の単板ガラスと中間の空気層によって構成された複層ガラスを意味します。自宅の窓ガラスにペアガラスを設置すると、従来の単板ガラスには無かった様々な効果を得ることが出来ます。今回はそのペアガラスによる効果についてご紹介します。

断熱効果

ペアガラスの効果の中でも一番有名なのが断熱効果です。断熱効果とは室内の暖かい空気が外へ漏れ出すことを防ぐ効果を意味しているので冬場の寒い時期に重宝されます。

ペアガラスは2枚のガラスの隙間に空気層が挟まっているのでその分室内と外気の気温差の干渉を受けずらくなります。特にペアガラスの内側のガラスにLow-eガラスという特殊金属膜が貼られたガラスが使用されているタイプは普通のペアガラスよりも更に高い断熱効果を期待できます。

単板ガラスを設置した際に外から室内へ侵入してくる冷気の割合を100%とした場合、単板ガラス2枚を使用したペアガラスの場合冷気の侵入は59%まで落とすことが出来ます。またLow-eガラスと中間にアルゴンガスが封入されたペアガラスの場合、冷気の侵入は25%まで落とすことが出来ます。

 

遮熱効果

遮熱効果は外から室内へ差し掛かる日差しや紫外線の侵入を遮る効果を意味します。そのため夏場の暑い時期や西日の差しやすい位置にある窓に重宝されます。

遮熱効果の高いペアガラスは外側のガラスに特殊な金属膜が貼られているので日差しや紫外線を弾いてくれます。紫外線の反射率に関しては従来の単板ガラスが27.5%なのに対してペアガラスは42%も弾いてくれます。更にLow-eガラスとアルゴンガスが使用されたペアガラスの場合紫外線を87.2%も弾いてくれます。

結露防止

結露は冬場の寒い時期や梅雨の湿気が多い時期に発生します。結露は窓周辺の空気中にある水蒸気が水滴となって窓ガラスに付着した物です。結露を放置しておくと気温の低下の原因になったり、空気中のホコリやゴミと反応してカビが生えてしまう事もあります。

断熱効果の高いペアガラスは冷たい外気の影響を受けないので結露の発生も防いでくれます。単板ガラスの場合気温が8℃以下になった際に結露が発生し出すのに対して、単板ガラスを使用したペアガラスは-1℃以下で発生します。また中空層に真空層を封入したペアガラスは-23℃まで、アルゴンガスが封入されたペアガラスは-28℃まで結露の発生を防いでくれます。

 

省エネ

ペアガラスを設置する事で省エネ効果を期待できます。ペアガラスは断熱・遮熱性能に優れているのでLow-eガラスを使用していない者でも室温の低下(あるいは上昇)を防ぐことが出来ます。そのためエアコンの消費電力が自然と少なくなるので温室効果ガスの発生も防ぐことが出来ます。

特に冬場にエアコンの使用量が増えがちな北陸地方で断熱効果の期待できるLow-eガラスとアルゴンガスが封入されたペアガラスを使用した場合は絶大な効果を期待できます。

岩手県で1戸建ての窓ガラス全体をペアガラスに変更した場合、年間で9万円ものエアコン代の削減に成功したと言われています。これにより温室効果ガスの発生を防ぐことが出来たので、年間25本分のブナの木を植えたのと同程度のエコ活動に相当します。

 

まとめ

ペアガラスを設置する事で室温の低下(上昇)を防ぎ、結露を防止して、省エネにも期待できます。ペアガラスを設置する際には単板ガラスよりも高価な取り付け費用がかかってしまいますが、設置後はエアコン代を浮かすことが出来るので数年間使用するだけで問題無く元を取ることが出来ます。