サッシの断熱方法 ①

日本の一般的なアルミサッシ(金属枠)は断熱性能が低いです。

時代の変化に伴い窓や窓の部品も移り変わってきました。

江戸時代までは木枠に和紙をはった障子が多く、明治時代になると

ガラスをはめた窓が作られるようになりました。

鉄やアルミで出来たフレームにガラスをはめた窓は昭和時代に登場しました。

今エコを推進していない日本の窓の大半はこのアルミサッシを利用しています。

日本の樹脂サッシの普及率はたったの7%で先進国に大きく遅れを取っています。

熱伝導率の面でみると、アルミかそうでないかで約1000倍異なります。

サッシの性能の比較

アルミサッシの特徴と樹脂サッシの特徴を端的にいうと、
アルミサッシは耐久性・採光性に優れている反面、断熱性・結露性において劣る
一方樹脂サッシは断熱性・結露性・気密性は抜群だが、耐久性・採光性において劣るという特徴があります。

樹脂の窓

アルミに比べて熱伝導率が1/1000です。寒冷地には最もお勧めされます
耐久性や採光性にはあまり優れていませんが暖かさという面から見たらダントツの高性能です。

ハイブリッド窓

アルミの良さと樹脂の良さを融合させたハイブリッド構造により、断熱性能とデザイン性を両立。
断熱性と結露性は樹脂窓に劣りますが、すべての面において優れている窓です。


アルミの窓

強度と耐久性に優れていますが、断熱性能、結露性能、デザイン性は前の2種類に劣ります。

(画像出典元:LIXIL様 HP)

樹脂の窓は1980年代前半から登場し始めました。
時代の変化と共に社会の需要は強度を鑑みたアルミ製の窓から
断熱性に優れた樹脂の窓に変わっていきました。

皆様、ここで鍋やフライパンを想像してみて下さい。

鍋やフライパンの持ち手は樹脂で出来ています。

調理する部分は金属です。

調理する金属部で熱を伝導し、

伝導した熱は樹脂製の持ち手で断熱する。

鍋やフライパンはまさに両者の良いとこを寄せ集めた器具なのです。

弊社ではLIXIL様とYKK AP様の取り扱いがあります。

以下にそれぞれの会社がどんな断熱サッシを採用しているか

それぞれの会社の代表商品をあげて説明します。

LIXIL様: レガリス

レガリスはLIXIL様一押しの製品です。窓の内外の温度差が1℃あったときに、単位時間あたりに窓の面積1㎡を通過する熱量を表したものを熱貫流値(U値)とよびます。これを各社ランキング化すると数値が0.55と圧倒的な大差で1位となっています。
サッシの幅を細くし、ガラス面積を従来品と比較して5%拡大することで断熱性を向上させ採光性・意匠性を高め、フレームの見込み寸法を拡大し、中空層(ホロー)を増やし、ホロー内に断熱材を入れることでフレームの耐熱性と耐久性を向上させました。

YKK AP様: APW 430

断熱性能は世界トップクラスです。
U値は主要のエコガラスのランキングで第3位となる0.78でした。
高性能の樹脂窓で住宅を高断熱化することで、エネルギー消費の削減はもちろん、
住宅の温熱環境を改善し快適な住環境を実現させます。
フレームは従来の樹脂では無く、フレームの中空層が多いマルチチャンバー構造を採用しています。
これにより枠と障子も熱を伝えにくくなり、フレームの表面温度は1.5℃上昇します。

この他YKK AP様では、APW330という樹脂窓も販売しておりそのラインナップは充実しています。

まとめ

以上いかがでしたでしょうか、このように高性能の窓を各社開発しているため、窓に対して需要が高まり、
取り入れる家庭も増えてくることが予想されます。このように今あるサッシを樹脂窓に変えるだけでなく
DIYで断熱性能を施すことも実は可能です。次の記事はサッシの断熱のDIYの方法についてお届けします。