複層ガラスの最大寸法ってどれくらい?

工務店で住宅用のガラスを注文すると依頼した寸法通りの窓ガラスを取り付けてくれます。ほとんどの窓ガラスは特に決まった規格が無いのでお客様から依頼が来た後にサイズ通りのガラスを作成しているのです。では窓ガラスを依頼できる最大寸法はどれくらいなのでしょうか?あるいは複層ガラスの場合は最大寸法が違ってくるのでしょうか?今回はそんな窓ガラスの最大寸法についてご紹介します。

単板ガラスの最大寸法をご紹介

まずはごく一般的に住宅物件に広まっている単板ガラスの最大寸法についてご紹介します。

単板ガラスの最大寸法はガラス自体の厚みによって異なります。厚みに関しては「日本工業規格JIS R 3202」によって規格が定められており、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、8mm、10mm、12mm、15mm、19mmがあります。

中村建硝でも取り扱っている真空ガラス「スペーシアシリーズ」を製造している日本板硝子株式会社の単板ガラスは以下の通りです。単位は全てmm(ミリメートル)になっています。

単板ガラスの厚みと最大寸法一覧

2mm 914×813
1219×610
3mm 2540×1905
5mm 3810×2540
6mm
8mm 7620×2921
10mm
12mm 8890×2921
15mm 10160×2921
19mm

 

このように厚みが増せば増す程最大寸法も大きく取ることが出来ます。最大寸法は耐久性の限界も意味しているので、厚みの薄いガラスで最大寸法以上に大きいガラスを製造すると破損しやすくて危険な仕上がりになってしまいます。

MADOショップ取手東店で取り扱う複層ガラスについて

MADOショップ取手東店では「真空ガラス」と呼ばれる複層ガラスを取り扱っています。真空ガラスは2枚のガラスの間に0.2mmの真空層が封入されている特殊な構造が特徴となっています。この真空層によって空気の流れが遮断されるため、優れた断熱性能を発揮します。

スペーシア

スペーシアは日本板硝子株式会社より製造されています。厚さ0.2mmの真空層に加えて高断熱Low-e膜が貼られているためとても優れた断熱性能を持っています。その断熱性能は単板ガラスの4倍、乾燥空気が入った複層ガラスの2倍もの断熱効果があります。

断熱性能に伴い結露の発生防止にも大きく貢献してくれます。結露は窓付近の気温が下がることにより水蒸気が水滴となって窓に付着する現象のことです。そのため外気温が低ければ低い程結露が発生しやすくなるのですが、スペーシアは外気温が-23℃以下になるまで結露の発生を防いでくれます。そのためスペーシアは冬場に効果を発揮すると言われており、断熱性能は数ある複層ガラスの中でもトップクラスと言えます。

スペーシアの性能は省エネ効果ももたらします。断熱効果が高いので冬場でも室内を暖かく保ち、エアコン代の消費も抑えてくれます。各窓ガラスの東京都内における年間冷暖房費を比較すると単板ガラスが60,800円、乾燥空気入りの複層ガラスが47,900円だったのに対してスペーシアはたった39,000円しかかかりません。

スペーシアクール

スペーシアクールはスペーシアが持つ断熱性能をそのままに遮熱性能も加わった真空ガラスです。スペーシアとの違いは遮熱性能も搭載されたLow-e膜にあります。

スペーシアクールは室内の温度を逃がさないだけでなく、夏場の厳しい日差しを51%(単板ガラスの約4倍)も防いでくれます。日光だけでなく紫外線もカットしてくれるので家具やカーテンの日焼け予防にも大いに期待が持てます。

勿論スペーシア同様省エネ効果も期待できます。スペーシアクールの東京都内における年間冷暖房費は34,200円です。スペーシアと違い夏場の冷房代も節約できるので、省エネに関しては若干こちらが勝っています

クリアFit

クリアFitは日本板硝子東北株式会社によって製造されています。スペーシアと同じく真空ガラスと呼ばれる複層ガラスで、構造はスペーシアとほとんど同じですがLow-e膜が貼られていません。

クリアFitの断熱性能は複層ガラスの1.3倍・単板ガラスの2倍と言われています。結露に関しては外気温がー5℃以下になるまで防いでくれます。

断熱効果は十分期待が持てますが、スペーシアには劣ります。ただし内窓用のガラスとして使用すれば十分快適に過ごせるだけの室内空間を作り出してくれます。

MADOショップ取手東店で取り扱う複層ガラスの最大寸法

MADOショップ取手東店で取り扱っている真空ガラスの最大寸法は本サイトの見積もり案内ページで紹介しています。

MADOショップ取手東店の真空ガラス見積もり及び最大寸法はコチラ

https://ecomado.net/window-vcm/

各ガラスの最大寸法はスペーシア(クール)・クリアFitともに最大寸法240×150cm、最小寸法33.5×12cmとなっています。プライバシー保護の効果がある不透明タイプ(すりガラス)は最大寸法180×120cm、最小寸法33.5×12cmなので透明ガラスよりも最大寸法が若干小さめになっています。

単板ガラスは厚みによって最大寸法が変わりますが、MADOショップ取手東店で取り扱っている真空ガラスは厚みが一定で変わらないので最大寸法もそのままです。例外として防火用の網入りガラスは合計の厚みが10mmですが、それでも最大寸法は網無しの真空ガラスと同じです。

複層ガラスの中空層と厚みの関係

真空ガラスの厚みは3mmの単板ガラス2枚と0.2mmの真空層を足して合計6.2cmとなっています。これは複層ガラスの中でもかなり薄い部類に入ります。

それまで普及していた複層ガラスは厚みが12mmほどありました。これは中空層を厚くすることで断熱性能を上げるためです。しかし厚みが12mmもあると既存のサッシに差し込めないため、取り付ける際は専用のアタッチメントが必要でした。

中村建硝で取り扱っている真空ガラスの厚さ6.2cmなら一般家庭で普及しているサッシにそのまま差し込めるので、余計な費用を費やす必要がありません。

厚みはあればいいというわけではない

複層ガラスの中空層は断熱性能や防音効果をもたらす目的があります。中空層が厚い方が断熱性能が高まりますが、厚ければ厚い程良いというわけでもありません。

複層ガラスは中空層の中で空気が対流することで冷たい空気の侵入を防いで(断熱して)います。この空気の対流は一定の厚みを越えると効果が変わらなくなってしまいます。そうなるとガラス代が高くなったり窓ガラス自体が重くなって開け閉めが大変になったりとデメリットしかなくなってしまいます。ちなみに真空ガラスの中空層はどの製品も厚さ0.2mmで統一されています。

真空ガラスは全てオーダーメイド

真空ガラスのスペーシア及びクリアFitは全てオーダーメイドで販売しています。そのため最大寸法の範囲内ならば好きなサイズで注文できます

真空ガラスに決まった規格サイズはないのでお客様から依頼を受けてから指定のサイズに従ってカットします。そのため真空ガラスは既に製造されてある商品を使用するのではなく、依頼を受注してからの制作となります。受注してから製品をお届けするまでは約10日間ほどかかります。

ちなみに真空層の厚みは0.2mmで統一されているのでオーダー出来ません。その理由は真空ガラスの真空層をこれ以上厚くすることは現在の技術的に不可能だからです。これ以上厚い真空層は中で真空状態のバランスが保てなくなってしまうと言われています。

中村建硝取扱商品:マドリモと最大寸法について

マドリモとは既存の窓枠に新たなサッシとガラスを取り付ける商品です。施工方法が簡単で1日で作業が完了するため手軽に依頼できるという特徴があります。

マドリモはサッシの部分にアルミ樹脂複合窓や樹脂窓を使用しています。アルミ樹脂複合窓はサッシの外側を耐久性の高いアルミに、内側を断熱性能に優れている樹脂にすることで両方の素材の利点を取り入れています。樹脂窓は完全に断熱性能に特化しているので寒さの厳しい北陸地方の住宅に向いています。

ガラスは複層ガラスとLow-eガラスがあり、中空層に断熱性の高い透明の金属膜が貼られているLow-eガラスの方が高い断熱効果があります。

マドリモの最大寸法はコチラ

マドリモの業務用カタログ規格標

マドリモは住宅用の商品なので一般家庭で使用されている窓枠ならほぼ対応しています。窓の形式は引き違い窓、外開き式のすべり出し窓、扉を上下に上げ下げするタイプ、FIX窓(開かないタイプ)などを網羅しています。

中村建硝取扱商品:プラマードUと最大寸法について

プラマードUは既存の窓ガラスの内側に新たな窓枠を設置する「内窓」です。内窓を設置して窓を二重構造にすることで断熱、結露防止、遮熱、防音、防犯などの様々な効果を得られます。

プラマードUは気密性の高い樹脂サッシを使用しているので断熱・防音性能に優れています。ガラスは単板ガラスだけでなく複層ガラスやLow-eガラスも選べます。内窓による二重構造だけでもある程度の断熱・防音性能を期待できますが、複層ガラスを取り付けることでより効果を高める事が出来ます。

プラマードUの最大寸法はコチラ

プラマードUの業務用カタログ規格標

プラマードUは窓枠の形式やガラスの厚みによって最大寸法が変わります。窓枠の形式は引き違い窓、内開きタイプ、FIX窓(開かないタイプ)などがあるので住宅で使用されているほとんどの窓に対応しています。

まとめ

窓ガラスの最大寸法はガラスの厚みが太い方が大きくなりますが、複層ガラスは各製品で厚みが一定なので最大寸法も決められています。しかしガラスは基本的に依頼を受注してから製作するオーダーメイド形式なので、事前に決まった規格に従う必要はありません。ご自宅の窓ガラスのサイズにピッタリ合った寸法を注文できますのでご安心下さい。

MADOショップ取手東店 窓リフォームマイスターはこちら

http://nakamura-genkan.com/works/