CO2を減らす断熱窓

ここ数十年、家庭内での省エネがすすめられています。確かにエアコンや冷蔵庫を買い替えると、かなり省エネになります。だからといって、新しい家電に変えても、低くなる電気代は月々にすると僅かです。反対に購入には高額な費用がかかります。長い目で見れば家計の倹約にはなるのですが、日々の暮らしの中で、省エネしたから家計が楽になったと感じることは少ないかもしれません。ではなぜ省エネをしなくてはならないのでしょうか?

そもそもCO2って何?

CO2(二酸化炭素)とは燃焼によって生まれる炭素の酸化物で、大気中にある温室効果ガスの一種です。温室効果ガスには、メタンや一酸化二窒素、フロンなどがあげられますが、どれも年々濃度が増しています。

温室効果ガスのほとんどを占めるのがCO2です。温室効果ガスは太陽の光に含まれている赤外線を吸収し、再び吸収するという働きがあります。適切な量の温室効果ガスは地球を適切な温度に維持しますが、量が多くなり過ぎると。地球の生態系に悪影響を与えると言われています。

250年以上も前から、空気中のCO2は増え続けてきました。その理由は、工業が進歩し、石油や石炭を燃やすようになった為です。もう一つの理由は、二酸化炭素を吸収して酸素に変える働きをする熱帯林が減ってしまったことにあります。1990~1995年にかけては、日本の国土の約30パーセントに相当する面積の熱帯林が消失してしまったことが国連食糧農業機関の推計で分かっています。

熱帯林とは、南米や東南アジア、中央アフリカなど、熱帯の地域にある森林のことです。普通の森林は減っていないにもかかわらず、熱帯林だけが著しく減少してしまいました。焼畑耕作や過剰な伐採が続けられたことなどが原因ではないかと考えられています。

私達の日常生活でも、多くのことがCO2の排出に繋がっています。家電を一切使わない家庭や、冬に暖房をしない家庭は非常に少なく、ほとんどの家庭では電気やガス、灯油を使っています。お風呂に入る、食事の支度をする、暖房するなど、電気やガスがなければ、日常の暮らしは滞ってしまいます。また、自動車や電車もCO2増加の原因の一つです。

なぜ減らさなくてはいけないの?

CO2が増え続えると、地球が温暖化してしまうからです。地球温暖化という言葉も、ここ数十年良く聞かれるようになった言葉です。学者によって意見は異なりますが、CO2の害は、地球全体の気温が上昇する地球温暖化という現象が加速するということだと一般的には言われています。

実際にところ、1880年から2012年の間に、気温は0.85度上昇しています。ここ数年来、今までになかったような大型台風や洪水などの異常気象が世界的に発生している理由が解明されているわけではありません。学者によってさまざまな意見が言われています。

そしてその中には、これらの深刻な災害が起きた原因の一つは地球温暖化によるものではないかという意見もあります。異常な災害を引き起こすがどうかはともかくとしても、地球規模で、気温が上昇し、深刻な災害が起こっていることは事実です。日本国内においては、明治31年以降、100年で約1,1℃の割合で気温が上昇、1990年代からは猛暑日や熱帯夜、雨の量が多い年が増えています。


気象庁のHPから転載

CO2が最も多く排出されているのは、企業や公共事業の関連する発電所や工場などですが、家電や自動車の使用による家庭からのCO2排出量は全体の20パーセントにも及びます。その為、日本として、国全体のCO2排出量を減らすためには、家庭での取り組みも重要なポイントなのです。

日本の家庭での省エネへの取り組み

日本は自己資源の少ない国です。自己資源となりうるメタンハイドレードなど、自国内で資源を供給する為の研究は行われているものの、実用化までにはまだまだ時間がかかるでしょう。その為、貴重な資源を大切に使う為の取り組みがずっと続けられ、世界でもトップクラスの省エネ実績を達成してきました。

世界で最もCO2の排出量が多いのは中国で、国際エネルギー機関(IEA)燃料燃焼による二酸化炭素排出量2017年版によれば、9040.7万トン、次がアメリカで4997.5万トンです。日本は5番目で、1141.6万トンですが、国土面積を考えれば、もっと排出量を減らすべきだと考えられています。

その取り組みの中で、一般家庭に対して行われている施策がZEHと言われるエネルギー収支をゼロ以下にする家への支援事業です。具体的には、エネルギーを作り出す、エネルギーを節約する、断熱性能を高めるこの3つの方法で、エネルギーの収支をプラスマイナスにできる家を増やし、家庭からのCO2排出を減らすことが目的です。住人にとっても、電気やガスにかかる光熱費を抑えられることに加えて、快適な室内環境が整えやすいというメリットがあります。
また、省エネリフォームに対してのサポートもしています。

省エネリフォーム減税(償還期間5年以上のリフォームローンが対象)

  • 省エネ減税(2008年4年1日~2019年6月30日)
    改修後に居住を開始した年から5年間は、所得税が5年間で最大総額62.5万円控除されます。
    改修の内容は、補助金等を差し引いた改修工事費用が50万円を超える全ての居室の窓全部、又はそれにあわせて行う床、天井、壁の断熱工事で、定められた省エネ基準以上の断熱性能が求められます。
    所得税の控除額の限度額は合計で1000万円までです。
    特定断熱改修工事費用(上限250万円)×2%と特定断熱改修以外の改修工事費相当部分の年末ローン残高×1%が控除されます。ただし、住宅ローン減税との併用はできません。
  • 投資型減税(2008年4年1日~2019年6月30日)
    改修後に居住を開始した日から1年間の所得税が定められている標準的な工事費用相当額(上限250万円)×10%(最大35万円)が控除されます。
    改修の内容は、補助金等を差し引いた改修工事費用が50万円を超える全ての居室の窓全部、又はそれにあわせて行う床、天井、壁の断熱工事、太陽光発電、高効率空調機、高効率給湯機のいずれかで、定められた省エネ基準以上の断熱性能が求められます。住宅ローン減税との併用はできません。
  • 地方公共団体がおこなっている住宅リフォーム支援制度
    区や市によっては省エネリフォームに補助金を出しており、港区では窓の交換も対象になっています。
    港区 創エネルギー・省エネルギー機器等設置費助成(高断熱サッシ)設置費の1/4が補助されます。

断熱窓でCO2が減らせる理由

窓ガラスを交換しただけで、壁や床の改修をするより多くのCO2が減らせます。なぜなら、太陽光によって家の中に流入してくる熱も、家から流出してしまう暖房の暖かい熱も、その多くが窓から出入りしているからです。

アルミサッシで単板ガラスの窓がついている住宅では、夏、冷房をしている部屋には、窓から73%もの太陽の熱が流入します。冬、暖房で暖めた熱のうち58パーセントの熱が外に逃げてしまいます。
熱が流入する他の部分の割合は、屋根11パーセント、外壁7パーセント、換気6パーセント、床3パーセントです。熱が流出する他の部分の割合は、外壁15パーセント、換気15パーセント、屋根7パーセント、床5パーセントです。

つまり、窓をリフォームすることが、最も冷暖房の効率を上げ、その結果、エネルギーが節約されるのです。国内の窓ガラスを全て断熱窓に交換した場合、約1700万tものCO2排出量が削減できることになります。この削減量は、京都議定書で削減が義務付けられた温室効果ガス全体量の約23%に なると試算されています。

電気代がかからなくなる家電に買い替えることも必要ですが、それよりもさらに家自体の断熱性を上げることの方がはるかに省エネ効果を高められます。確かにリフォーム時には費用がかかりますが、窓には半永久的に使用できる高い耐久性があります。長い目で見れば、冷暖房にかかる費用が毎月抑えられるので、家計の助けにもなります。最も省エネができる方法は、窓の交換+省エネ家電です。

最近発表された、環境省がおこなった家庭からのCO2の排出に関する調査結果によると、断熱窓にしている家庭が暖房に使うエネルギーの消費量は、従来の窓を使用している家庭に比べて、24パーセントエネルギーの消費量が少なかったということです。高齢者の方が若い世帯の家族よりCO2の排出量が多いという結果も出ており、広く古い家に住む高齢者が多いことが理由として考えられています。また、この調査では、新しい冷蔵庫を使っている家庭、炊飯器の保温機能を使わない家庭、家族が続けて入浴する家庭ほど消費電力量が少ないこともわかりました。

断熱窓のリフォームでCO2を減らしましょう

断熱窓は、CO2を減らすことだけではなく、快適な暮らし、暖かい暮らしを実現します。以前は窓のリフォームは壁を壊すなどの大工事が必要でした。その為、費用も日数もかかるので、窓ガラスの補修は、窓ガラスが割れた時にガラス交換をする程度でした。

しかし、今では壁を壊すどころか、サッシをそのまま使い、ガラス交換するだけでも断熱窓にリフォームができる工法が開発されています。数時間で終わり、大きな工事音も発生しません。手軽に断熱リフォームができます。断熱窓にリフォームする方法を具体的に確認しておきましょう。

窓の交換リフォームをする方法

内窓をつけて二重窓にする方法

 

  • かんたんマドリモ 内窓 プラマードU
  • かんたんマドリモ 内窓 プラマードLite U(プラマードUより奥行き寸法が狭い)

窓の内側に新しい窓をつけて二重窓にします。
施工時間は約60分です。

今ある窓を新しい窓に交換する方法

今までの窓枠の上に新しい窓枠をかぶせ、新しい窓ガラスに交換します。
施工時間は約2時間から半日で済みます。

窓の大きさが合わない場合には、引違い窓と断熱パネル入FIX窓の連窓や段窓を使って、窓を最適な位置に配置できます。

アタッチメント付き複層ガラスに交換する方法

サッシは変えず、アタッチメント付きのリフォーム用ガラスに交換します。
施工時間は30分から1時間です。

複層ガラスに交換する方法

サッシは変えず、複層ガラスに交換します。
施工時間は60分です。

CO2を減らし、暖かい家にするなら断熱窓へのリフォームをおすすめします。

窓リフォームのことで迷っていることやわからないことがあれば、何でもご相談ください。

窓の交換で断熱性を上げ、季節ごとの暑さや寒さ、結露を抑えることに加えて、リフォームの方法によって耐震性、防犯性、防音性も同時に向上させることができます。

昭和5年の創業以来、建具だけを専門にしている中村建硝はお客様の暮らしを快適にすることと、お客様との信頼関係を大切にリフォームに関わっている会社です。窓の交換リフォームを検討中であれば、ぜひ簡単お見積りをお試しください。お部屋の向きや室内環境に最も適したリフォームをご提案します。

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